10.11.2011

ジャンダルム〜最笑の使者再臨〜
1泊2日◎岐阜・長野
2011年9月24日〜25日 *2日目




ブログをアップする時間がねぇ〜。


24時間眠るヒマがあっても寝なくて済む方法が欲しい。
寝ないで起きてられる方法が欲しい。
眠くならないような方法が欲しいぜ!
〜VIBRASTONE〜
な〜んて、睡眠かなりLOVEな僕です。

ということでとりあえず、写真だけをアップ。
詳細は近いうちにガンバリマス!!

*****************************************
ということで、ちょっとガンバリマス。




序章 〜けんちゃん、かくも語りき〜

穂高岳山荘で酒を舐めながら、けんちゃんは語った。
「オレはどんな一般ルートでも、
バリエーションルートに変えることができる男や
聞くところによると、これまで幾度となくルートをロストし、
ときには大幅なタイムロスを喫し、
またあるときには撤退を余儀なくされたことも多々あったとか。
そういえば、白出沢の最終水場でも目の前にある登山道を外れ、
さらに沢上部へ足を向けてたっけ…。

そんな関西最迷にして稀代のルート・ロスターけんちゃんをトップに、
ジャンダルムへ突っ込む我々チンドン三銃士(C かっちゃん)。
こんな俺たちって、ステキだぜ!

ということで、行くぜ、ジャンダルム!


なお、章立ての“ドラマ”は、
事実を元に若干の演出と多大な誇張がなされている可能性があります。
そこんとこ4649!










第壱章 〜物臭や兵どもが宴の後 奥の穂の道〜

2日目早朝、まわりの人々が今日の山行の準備をはじめる。
時計を見るとまだ4時だ。起きることをカラダが頑なに拒否する。
サンライズにわく歓声が耳に届く頃になっても、物臭な僕はというと寝袋に入ったままだ。
寒い、寒すぎる〜。頭が割れるように痛い、めちゃ気持ち悪い。
そうか、これが高山病というものか、早く下山しないとマズいぜ…。
って、ただの宿酔だよ!

昨日は13時にテント前でプシュッしてから、
たぶん20時過ぎまでおよそ7時間にわたり吞んだ。後半はほとんど記憶がないorz。
4人のナイスガイが、最後まで酔っぱらいの相手をしてくれた。
すんません、ありがとうありがとう。

かつてカンフーマスターは言った「酔えば酔うほど強くなる」と。
うすうすは知ってたが、そんなのぁたぶんウソだ。
アルコールがたっぷり残るボディに、奥穂までの行程が一番こたえたよ☆
ライカ犬の気持ちは分かんないけど、
肺水腫を患わせた老犬(C かっちゃん)の気持ちはよく分かる気がするんだ、僕。









06:30 穂高岳山荘出発
穂高岳山荘を出発。
この日は小屋前もテントで一杯だったが、
僕らが出発する頃にはだいぶ少なくなっていた。
そりゃそうか、もう6時30分だもんね!



こんな奥穂側から見ると感じ。



奥穂への取り付きでいきなりの渋滞。
「マジで〜」と思ったけど、アルコールの残るカラダには、
渋滞しているくらいゆっくりの方が具合がいい。
というか、それでも死にそうだったけど…orz。




ジャンのうえに人がいる。
もうすぐワシも行くけ、まっちょれ〜!





07:15 奥穂高岳山頂
奥穂頂上でチンドン三銃士。オトコマエ揃いやの〜




かっちゃん、後ろ後ろ!
コビトたちがこっち来いって囁いてるよ〜。



前穂。



富士山と八ヶ岳。








07:25 奥穂高岳山頂出発
奥穂山頂を離脱し、ジャンを攻める。
馬の背まではややガレた下りだ。まあ、無問題。



昨日遅くまで酔っぱらいに付き合ってくれたアニさんたちが見送ってくれる。
また吞みましょうね〜





07:30 馬の背取付



馬の背の最後、下りとなる部分が核心。
とはいえ、やや高度感があるものの、ホールドとステップはしっかり。
ゆっくり降りていけばそれほど問題はない。
ただし、雨や朝露などで濡れていたら大問題だ。
かなりスリッピーになることが予想される。
天候を見極めてからトライしたい。





馬の背をクリアして、ロバの耳へ
はじめは下部の飛騨側をトラバース。
その後、クサリを頼りに垂直に近い(ように思える)フェイスを登る。



その後、ふたたびトラバース。クサリ付きだから安心だ。



トラバース部分から下をのぞき込む。



ロバの耳からいったん下ると、もうすぐでジャン取り付き。









第弐章 〜チンドム、ジャンに立つ!!〜

よみがえれ〜、よみがえれ〜、よみがえれ〜、チンドム〜♪

奥穂山頂で写真を撮ってるうちに、だいぶ体調もよくなってきたぜ☆
さて、ここからが本番、ジャンダルムへGO。チンドム、イキま〜す!
稀代のルート・ロスターけんちゃん、最笑の使者かっちゃん、
そして肺水腫の老犬の順でまずは馬の背をやっつける。
ウワサほどには怖さを感じない。まだ酔っぱらってるのか?
ロバの耳も一個所ほぼ垂直に登るとこ以外はサクッとクリア。
レレッ!? やっぱりまだ酔ってるのか?
もしくはスーパーサイヤ人になっちゃったのかな、僕。

ジャン直下では信州側を巻いて、西穂側からジャンへ取り付く。
すると、ものの5分で頂上だ。
小屋からここまで約2時間、ついに憧れの場所に僕は立った。

スゲーぜ! 360度、どちらを向いても絶景が目に飛び込んでくる。
剱に槍、北穂、奥穂、常念に燕、白馬、八つ、御嶽…。
今まで登ってきた山々がすべて見渡せる。なんだか祝福されている気分
ジャンまでの道は順調すぎて(奥穂登り除く)、ナメック星人になっちゃいそうだけど、
それもこの素晴らしい天候に恵まれたからこそ。
雨や強風に晒されたら、僕なんかはひとたまりもない。
それに、素晴らしい仲間が先導してくれたからにほかならない。
けんちゃん、かっちゃん、あざーッス!












ジャンの奥穂側。
こちらからも登ることができるが(実際登っていたひとも)、
ザイルがないとかなり危険。
チンドンが素直に西穂側に回ったのは言うまでもない。





08:25 ジャンを左(信州側)に巻いて、西穂側へ

「あれ、おかしいな〜。ホールドが見当たらへん?」
と、図らずもマイバリエーションルートに迷い込むけんちゃん。
ウ〜ム、やっぱりオソロシイ男だぜ、けんちゃん!



かっちゃん、余裕ぶっこいとったら落ちるで〜。



取付にステキなサイン発見!
ジャンは名前付きだよ〜。



登るぜ!




08:32 ジャンダルム頂






素晴らしすぎる絶景を前に、言葉を失う関西チンドン三銃士であった…。
もうこれ以上、なにも語るまい…。

というのはもちろんウソで、3人でハシャギまくりの写真撮りまくり♥
来年も、というより毎年1回は訪ねたい場所だね、ここは。












さて、そろそろ撤収の時間だ。
いつまでもここにいたいけど、ごめんよ、まだ僕には帰れるところがあるんだ。
分かってくれるよね。ジャンにはいつでも会いに行けるから…。













08:53 さらば、ジャンダルム
振り返ればジャンダルムの勇姿が。かっちょよすぎ!










第参章 〜0853任務完了! これより下山す〜

ジャンダルムの頂に立ち、
目的を達成したチンドン三銃士はすでに下山モード。
しか〜し、実はここからがたいへん。

西穂までは天狗の頭、間ノ岳、赤石岳の3つの大ピークと、
名もなき小ピークがいくつも連続し、
登っては下り、登っては下り、登っては下り…って
「橋架けろやッ!(`ε´)」と、
かっちゃんがドヤ顔で叫んだ気持ちはよく分かる気がするんだ、僕。
しかも、落石の危険がいつもつきまとい、
落ちてくるかも知れない石と落とすかも知れない石にけっこう神経を使う。
特に赤石岳の登り斜面では何度も落石の音が響き、
良い子・悪い子・普通の子はびびまくり! 欽どん…orz。

ここから西穂まで4時間だぜ!










天狗のコルまで一気に下る。
結構なロングルートなので、老犬は脆弱なヒザを心配しつつダウン。



穂高岳山荘から同じルート・ほぼ同じ時間をご一緒したふたりのアニさん。
語り口調がとてもソフトで、すごくいい印象を持ちました。
下品な関西人は見習わなきゃいけませんな。
でも、このおふたり、2泊3日で笠ヶ岳から双六、槍、北、奥、ジャン、西と、グルリと縦走。
スゲーぜ! 肺水腫の老犬にはとてもマネできません。





けんちゃん(オレンジザック)の前にいるおふたりも、ほぼずっと一緒だった。
あとでわかったことだけど、アネさんの方はヤマレコをやってるとのこと。
コメント、ありがとうございました!
また会いましょうね〜。もちろん、神戸のアニさんもね





09:58 天狗のコル

奥穂〜西穂の唯一のエスケープルート。ビバークもできそうだ。
上高地側に降りることができるけど、そのルートはかなりガレガレ。
エスケープするにも結構大変っぽい。
でも、地元のおっちゃんがここを登ってきてた。





10:13 天狗のコル出発
ここから天狗の頭、間ノ岳、赤石岳の3つの大ピークを超える。
どの斜面も落石の危険があり、ムーチョ怖いぜ!










10:34 天狗の頭

天狗の頭をあとにすると、JOJOにガスがわいてきた。
雨にやられるとかなりヤバイぜ。ウィリィィィィィィイイ〜!



けんちゃんが真骨頂を発揮。
迷うことなく目の前の岩の右斜面(青線)へ降りていく。
あとのふたりは、何の疑いもナシにその後を追うわけで。
「このルート、めちゃヤバいな〜、ザレザレやで。ちょっと間あけて行こ」と、かっちゃん。
ザレ場の上部で待つことしばし、すると10mくらい下から
「この先、道ないで〜」と、さも当然のようなけんちゃんの声。
さらに上の方から「あのー、こっちに矢印ありますけど…」と、さっきのアニさん&アネさん。
ナヌ!? さすが稀代のルート・ロスターけんちゃん。面目躍如だね☆
チンドンはせっせと登り返すのであった。



ほんまやん、矢印あるやん! 赤線のルートが正解でした。
けんちゃんのマイバリエーションルートを経験したい人は青線方向へぜひ(笑)





10:50 逆層スラブ


オオッ、これがウワサに聞いた逆層スラブかい。
乾いているとトラクションがよく効いて、サクッとクリアできると思う。
濡れてたら段差のある滑り台に早変わり。あなおそろしや〜。
クサリはかかっているけど、1本しかないので団体とのすれ違いは大変そうだ。



逆層スラブの先のコルをやり過ごし、間ノ岳へ。
ここも落石の危険アリアリっす☆

ガス





11:20 間ノ岳山頂
ガス
ガス






ガス!

ガス!!

西穂手前の小ピーク、P1へ続くクサリ場。
結構長い。



ガス!!!
東邦ガスのCMみたいだね☆





もうすぐ西穂だよ〜

西穂への最後の登り。信州側をやや巻きつつ登る。









章 〜チンドム、西穂に立つ!!(また〜?)〜

はぁ、もう書くのが物臭になってきた〜。
今日はこのアタリでカンベンしてちょ〜。
続きは明日以降のWEBで!!
※10/14、復活しますた。






12:27 西穂高岳山頂
ガス!!!!









第伍章 〜情熱を失ってはいないかい?〜

穂高岳山荘から西穂高岳山頂まで約6時間。
西穂をも攻略した我々にとって、自分たちの足をボディを、
そして気持ちを支えてくれるモチベーションはもうほとんど残っていない。
オレのボディを満たしていた燃料も、もうとっくの昔に切れてなくなってまった。
いまや、山に対する情熱は急速に失われつつある。
かわりにまたほかの情熱が、JOJOに、そして確実に
チンドンのボディ&ソウルを支配しはじめた。

「情熱と冷静のナントカ」って、超クールな恋愛小説があったよね? 
男と女が出会って別れるはなしだ、たぶん。いや、きっと。
このときのチンドンの気持ちを表すと、こうだ。

(情熱) ○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ (冷静)

(情熱) ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ (冷静)

「Bまでいったと〜♪」のBではない。
得意なキングス・イングリッシュでいえば、こうだ。
B・E・E・R! YES!
早くメートルをあげなきゃ、ボディがもたないよ〜。
チンドン三銃士、西穂山荘まで駆け足〜、ススメッ!










12:45 西穂高岳出発







13:36 独標






“居酒屋”まであと少し




14:30 西穂山荘到着












終章 〜つまり、山BEERはウマい、って話か?〜

さて、そろそろチンドンの冒険もこのアタリで終わり。
「吞むときは〜、いっしょだよ〜♥」と西穂で祝杯を挙げたら
あとはトットとロープウェイで下界へ帰るのみ。
西穂のBEERはまじウマかったっす☆
穂高岳山荘で吞んだBEERももちろんウマかったっす☆
いや、どこの山で吞んでもBEERはウマいに決まっとる。
なぜ山に登るかだって? そんなん、そこにBEERがあるからやん!

長いようで短く、短いようで長かった2days。
思い返せば、ずいぶん昔のことのように思う。
って、もう20日も前のことだからねッ☆
冒険の最後に、僕はふたりのモテキな(それはないやろ〜)、
もといステキな仲間へ、歌えなかったナントカソングを捧げたい。
ナントカの中身は好き勝手に妄想してくれると幸いだ。

次は、どこの山に行こうか。
どんな山へ会いに行こうか。
キミも一緒に行かないかい。
こんど、デンワでもするよ。

合い言葉は、
「行くときは〜、いっしょだよ〜
もちろん呑むときも、ね☆

かっちゃん、けんちゃん、あざーッス!







one mountain,one contribution
奥穂高岳 3,190m
ジャンダルム 3,163m
天狗の頭 2,909m
間ノ岳 2,907m
西穂高岳 2,909m










10 件のコメント:

  1. ジャンレポ続き待ってました♪

    hansusyaさん 惚れてしまいますよ~!
    カッコ良すぎですよ~!

    ジャンは限られた人にしか行けない・・・
    したがって私には行けないだろうなぁ
    でも ドキドキハラハラしてみたくなりました

    ジャンもジャンからの眺めも最高ですね♪
    時間が出来たらレポ書いてくださいまし~(^-^)

    返信削除
  2. 早く書いてください〜!

    空前絶後!抱腹絶倒!なライター魂を見たい!

    と、ハードルを上げてみたりして・・・(笑)

    富山ブラック♥

    返信削除
  3. 矢車草さん、おはようございます。
    レポ、今しばらく、今しばらくお待ちください〜!

    返信削除
  4. hansusyaさん、こんにちは。
    すごい道のりだったんですね~。
    ジャンダルムだけじゃなくて、その後もず~っと熟練者向けの道が続くのですね。。
    怖そうだけど、景色は最高ですね!

    とっても楽しいお仲間となら、長い道のりもなんだかんだで楽しく歩けますよね♪
    とっても楽しさが伝わりました。
    念願の登頂、おめでとうございました!

    返信削除
  5. どーも、1泊2日の居酒屋ハシゴ歩行旅、お疲れ様でした

    なんかアタクシ、滑落遭難への伝道師的な扱いになってません???

    あまりにルートが生温かったので、ちと楽しんでいただこうという、先頭者の心遣いが伝わってなかったと思うと悲しいです(笑)

    てか、あの矢印はアタクシが歩いた時は無かったと思うんですが。。。。。
    あこのあの矢印のルートだけは本気で怖かったのはここだけの話ってことでww

    返信削除
  6. きょこさん、ありがとうございます!

    そうなんですよ、ジャンダルム以降もシビアです。
    とにかく落石が怖かったです。
    あと、結構な長丁場なので、
    後半はビールのことしか頭になかったです(笑)。

    ほんと、楽しい仲間に恵まれました☆

    返信削除
  7. けんちゃん、おはようございま!
    すんません、心遣いに気付かなくて(笑)。
    たぶんあの矢印は、右側へ降りたあとにつけられたんだと思います…。
    ともあれ、本当に楽しい&充実した2日間でした。
    また一緒に行こうね〜&吞もうね〜!

    返信削除
  8. hansusyaさん こんにちは♪

    こんなに面白くて素敵なレポって他にないですよ!
    ジャンも西穂へのトレイルもどこもお~怖~な感じですが
    チンドン三銃士さん達の楽しそうなことったらないですね(笑)

    想像以上にタフな岩場が続くんですね
    それもテント装備で歩くなんて・・・
    やっぱりここは選ばれし者しか歩けない場所ですねェ
    すっごく楽しませていただきました♪

    私もヘルメット買います!ジャンは無理だけど・・・
    それにしてもhansuyaさん 文章上手すぎ♪
    感動が伝わって来ました・・・また山に行きたくなっちゃいました

    返信削除
  9. 矢車草さん、こんばんは。
    身に余るお褒めのお言葉、汗顔のいたりにございます。
    チンドンは関西人なので、どこへ行っても騒がしくて…。
    まわりの皆さまにご迷惑をかけっぱなしで
    山から帰るといつも反省しきりでございます。
    が、山に行くと楽しくて楽しくて、
    ついついハメを外してしまうわけで…。

    ヘルメットはもし可能であればあった方がベターですね。
    最近のは(といっても昔のメットは知りませんが)軽いので、
    今回もかぶっていてあまり苦にはなりませんでした。

    お褒めいただきとても恥ずかしいのですが、励みになります。
    ありがとうございました!

    返信削除