4.18.2015

阿弥陀岳遭難の概要が公開された模様

4月15日発売の「山と渓谷」5月号に「学習院大学山岳部、阿弥陀岳遭難事故の概要」が載っているらしい。
雑誌の方では誌面の都合で一部省略した個所があるとのことだが、
山と渓谷のWEBサイト内「編集部ブログ」には、詳述版のPDFが公開されている。
http://www.yamakei.co.jp/yamakei-editors/

ヤマケイさん、すばらしい。


PDFにも書かれているが、パーティは「遭難」との認識はなかったようだ
※上記取り消し線部分は誤解を生みそうなので書き直します。

PDFにも書かれているが、パーティは少なくとも阿弥陀岳山頂へ登り返した時点までは
「遭難状態」ではなかった。
中岳のコル付近から本来のルートを外れたのはミスだったが、
その後も状況をほぼ正確に把握し、冷静に判断し、的確に行動しているように思う。
それだけに最後の最後で、やはり「なぜ?」と、悔やまれてしかたがない。


改めておふたりのご冥福をお祈りいたします。

6 件のコメント:

  1. だいちゃん

    情報ありがとう。
    早速、うちんとこでもUPしておくよ!

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  2. よろしくどうぞ!

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  3. 市販されている山溪5月号の記事と ネットの「編集部ブログ」では大違いです。 
    ブログは根拠薄弱な推測だらけですが、雑誌では推測を取って去って書かれています。
     「阿弥陀岳山頂へ登り返した時点までは「遭難状態」ではなかった」という執筆者の推測は愚論です。
    立場山への登り返し途中でのビバーク状況(行動食とお湯だけ、ツェルトの中でサバイバルシートを被って体育座りで朝まで、リーダーは一晩中雪かき)、を遭難と言わずして何だと言うのでしょう。 
    計画されたビバーク訓練をやってる訳ではありません。 
    たとえ、当事者5名が「自分たちは遭難した訳じゃない」と思ってたとしても、客観的には遭難です。
    日没が17時20分頃なのに、南稜核心部のP3ルンゼ取付きが16時というのは、それ以前の自分たちの足取りに対して、冷静な判断ができなくて引き起こした、不適切な行動です。 暗くなる前に頂上に立てるかどうかもあやしく、たとえ立てたとしても、下降はヘッドライト必死の状況です。 

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  4. 匿名さん、こんばんは。
    なるほど、雑誌と編集部ブログは大違いですか。
    雑誌の方はまだ読んでおりませんので近々読んでみます。

    僕は「遭難」という概念をずっと考えております。
    何をもって「遭難」というのか。
    仮に亡くなったおふたりが無事に生還していたら「遭難」ではないのかな、と思ったり。
    もちろんお亡くなりになった今となっては「遭難」で間違いないのでしょうが
    「遭難」と「遭難ではない」状況の違いとは何だろう、
    「遭難」とは結果なのか、と悶々としております。

    匿名さんのご意見も参考に、引き続き考えたいと思います。
    またご意見を頂戴できますと幸いです。
    本当にありがとうございました。

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  5. ウィキペディアでは、
    山岳遭難とは、山において生死にかかわるような難・危険に遭遇することを指す。 山においては、急激な天候の変化、雪崩、滑落、怪我、道迷い、などによる。
    これで間違いないでしょう。 
    生環したしないは別問題です。 
    警察・消防などの官庁、「山岳保険」などにも、法的な定義があると思います。
    なければ、ひと・もの・かね・情報を動かせません。

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  6. 匿名さん、おはようございます。
    Wikipediaではそうなっていますか。
    では、彼は何による遭難だったのでしょうね。
    最終的には滑落?なのでしょうか。
    最終報告が待たれます。

    ありがとうございました。

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