冬手袋とカイロ

冬山のグローブシステムはなかなか最適解が見つからない。
が、今のところロープやガチャを使うアルパイン系山行のときは操作性を重視し
フリースインナー＆アウターグローブ（BDスーパーランブラ）で落ち着いてる。
マイナス10度くらいならぜんぜん平気。ちなみに恒温動物で暑がりです。
でも、それ以下の気温または風が強いときはおててが超ちめたい(T-T)
ちょっとヤバそうなときはカイロをインナーとアウターの間にそっと忍ばせるのだが
アウターを着脱するときにどうしてもカイロが剥がれがちなんですな。





で、カイロが剥がれないようにするために、ない知恵を絞ったのがコレ↓

インナー手袋×フィンガーレス手袋。Good idea！自画自賛!!

＜追記＞
適当に加工してみた。雑（笑）

つまり、インナー手袋とフィンガーレス手袋の間にカイロをそっと忍ばせるんですな。

別にそっとじゃなくてもいいんだけどね。

内側からインナー手袋→カイロ→フィンガーレス手袋→アウターグローブという順。
実際に山で試してみたところすこぶるいいです。山行中は指先までポカポカですぜ。
余談だが、年末の八ヶ岳でも使おうと思ってたんだけど、
なぜかザックの中にインナーのセットが片一方しか入ってなかったorz


さて、ここからが今回の本論。
今までは貼るミニカイロを使ってたんだけど、足先用のカイロの方がいいかも知んない。
理由は以下順を追って説明するね。

●理由その１　足先用カイロは1袋2コセット。
貼るミニカイロは1袋に1コしか入っていない。
両手に使うんだから1袋2コセットの方が使い勝手がいいよね。
現場で開封する手間とゴミが少なくなるのもいいね。微々たることだけど。


●理由その２　ランニングコストが安い。

同じ桐灰の商品だと、定価で

「上からはるつま先」は1袋あたり100円（1コ50円）
「桐灰はるミニ」は1袋あたり60円（1コ60円）
あまり変わらないけど足用の方が安い（実売価格は調べてないけど）。

●理由その3　足先用カイロの方が貼るミニカイロよりも発熱温度が低い。
上の写真を見てもらうと分かると思うが
貼るカイロは最高63℃（平均53℃）、一方の足先用は最高44℃（平均37℃）。
「温度が高いの方がええや〜ん」っちゅーのは早計。
つまり、貼るカイロは温度がチト高すぎるってことなのね。

兵庫県立健康生活科学研究所生活科学総合センターの資料によると
＞44℃では3時間～4時間
＞46℃では30分～1時間
＞50℃では2分～3分
で低温火傷になる可能性があるんだってさ。くわばら。

ちなみに今まで貼るカイロを忍ばせてて低温火傷らしい症状が出たことはないけど
用心するにこしたことはないね。平均37℃で持続時間8時間であれば十分だし。
（ただし現場で足先用カイロを試したことがないので、もしかしたら効果が薄いかも）


●理由その４　足先用カイロは低酸素でも発熱しやすい（と思う）。
靴の中で使う足用カイロは、酸素が少ない状態でも発熱しやすいようになっている（はず）。
手袋の中も酸素が少ない状態になりやすいので足用カイロの方が理にかなっている（と思う）。
メーカーさんなどに問い合わせてないから間違ってるかも知らんけどね。

サイズ感はこんな感じ。
いま気付いたけど
上の写真だと丸まっている方を指先側に向けて貼ってるが
逆の方が剥がれにくそうだし手の形にも馴染みそうなのでベターかもね。

ちなみに手袋はモンベル製。
インナー手袋がシャミースグローブ。ジャストフィットさせるためSサイズをセレクト。
フィンガーレスも同じくシャミースフィンガーレスグローブのMサイズだ。
フィンガーレスの指部分はチト長くて、アウターグローブの中でロールすることも。
もう少し短くカットすればベストなんだろうけど、
ほつれないように縫うのが面倒なのでそのまま使ってる。



なんちゃってクライマーからは以上です。
kaka、ご参考までに☆