4.08.2020

稲子岳南壁左カンテ

去る3月中旬、親方と北八ヶ岳の稲子岳に行ってきた。
行く前から分かっていた、めちゃしんどいやろなってことを。
なにせおよそ半年ぶり(かな?)の山行。しんどくないわきゃない。
で、想像どおり、いやそれ以上にしんどかったですorz




っても、稲子岳の登攀自体は楽しかった。
岩に雪が付いているのでチトやらしかったが
難しいピッチは親方がリードしてくれたし(笑)感謝☆


前日、黒百合ヒュッテに宿泊し、翌8時頃にヒュッテを出発。
当初の見立てではザクッと6時間、ヒュッテに戻ってくるのはだいたい14時頃と想定。
しかし、僕の脆弱なスペックに鑑みると「7時間は見ておいた方がいい」んだって!
もうその時点で気力が萎えまくる。帰りたい…



まずは中山峠からしらびそ小屋方面へどんどんどんどん降りる。
途中稲子岳の稜線を横目にまだまだまだまだ降りる。
これからあの上まで登るのにあまり降ろさんでほしいっちゅーねん。



天気はサイコー。硫黄岳↑や東天狗岳(かな?)↓もきれいに見えた。
ログによると中山峠からおよそ300mほど降りた地点(標高2110m付近)で
登山道を逸れ稲子岳方面へ。案の定、やや降りすぎて登り返すorz
登り返してみると、登山道を逸れる場所にスリ切れた赤テープがあった。
きっちり見落としたようだ(トレースもあったが小だと思った)。
親方は前回のログを取っていたがあえて頼らなかったようだ。漢だぜ☆
次はちゃんと見ようぜ(笑)
ちなみに黒百合ヒュッテから登山道を逸れるところまでは約40分だった。

登山道を逸れて1時間ちょいで南壁取付に着く。
先行者のトレースがあったので助かったが、
トレースがなければもう少し時間はかかったと思われる。



↓ここから稲子岳登攀中の写真を少し。あまり撮れなかった。
曰く1ピッチ目と3ピッチ目がチトやらしいとのことだったので
遠慮なく「じゃあ親方からどうぞ」とお約束の順番で登攀開始。 







さて、先にも書いたが稲子岳の登攀自体は楽しかった。
核心は何といっても中山峠までの登り返しだ。
稲子岳稜線から西に延びる尾根を何となく下っていくと登山道に復帰する。
親方曰く「尾根の北側に行っちゃったらアウト」とのことなので、
なんとなく尾根の南傾斜を意識して降りる。
ただ、南側へ降りすぎると登り返す距離が長くなるので注意が必要だ。
僕らが登山道に復帰した地点はログによると2230m付近。
中山峠まではおよそ200mの登り返し。長い、長すぎる!
しかも峠に近付くにつれて徐々に急登となるからやらしいorz
登山道へ復帰して行動食を食べて、いよいよ登り返し。
ええ分かってましたよ、でも、かなりしんどい。
息は余裕で上がるが、足はぜんぜん上がらん。
当然ながら写真も撮ってない。カメラはただの重りだ。
しかし、明けない夜はない。越えられない峠はないのである。

14時、黒百合ヒュッテに無事帰還。ソーテードーリ☆
低スペックのおっさんでもやればできるもんですな。




で、今回の格言
・アノ緊急事態に備え、ちり紙は忘れるべからず
・ちり紙は分かりやすいところにいれておくべし
・いつ何時ヒトが来てもいいよう場所を選ぶべし

現場からは以上です。





2 件のコメント:

  1. はい。
    緊急事態にはしっかりと備えます。
    雪玉サイコーっすw

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  2. やっぱ雪玉でしょ(笑)

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